海外のレンタルドレス事情|米国・英国の主なサービスの仕組み

海外では、ドレスやファッションアイテムを「所有せず借りる」サービスが、サブスクリプション、都度レンタル、個人間の貸し借りなど、さまざまな形で広がっています。ここでは、公式サイトや上場企業の開示で確認できた範囲で、代表的なサービスの仕組みを紹介します(確認できなかった項目は、推測せず記載していません)。

米国:Rent the Runway(上場企業)

  • 仕組み:月額のサブスクリプション、都度レンタル(Reserve)、中古販売(Resale)の3つの柱があります。
  • 会員数:同社の年次報告書(2026年1月31日終了年度)によると、アクティブ会員は143,796人です。会員が売上の約9割を占めるとされています。
  • プランと返却:公式ページでは、月額プラン(1回の発送で5点)が月1回$129〜月4回$275と表示されています(時期により変わるため公式で確認してください)。会員は、不要な品を、次の発送を注文した後、24時間以内に返却する案内です。
  • 補償:会員プランには、軽微な事故や通常の摩耗の補償が含まれます。重大な損傷、紛失、盗難は対象外で、その場合は購入価格+税が請求されます。
  • 環境面:衣類廃棄の削減やサーキュラーエコノミー(循環型経済)への貢献を掲げています。具体的な環境指標の数値は、確認した資料には示されていませんでした。

英国:HURR(ハー)

  • 仕組み:130を超えるブランド(運営側が管理する商品)と、個人の貸し手の両方から、都度借りるマーケットプレイスです。
  • 返却:終了日までに発送します。延滞料は日割りで、貸し手が請求でき、1日あたりの上限は25ポンドです。30日経っても返却されない場合は紛失扱いとなり、商品の定価(RRP)全額を請求される場合があります。
  • 補償:借り手向けの任意の「Damage Protection」は、修理可能な軽微な損傷(ファスナー、ビーズ脱落、軽いシミなど)を1回のレンタルにつき75ポンドまで補償するとヘルプに書かれています(別のページでは50ポンドとの記載もあり、ページ間で不一致があります)。修理できない損傷、紛失、盗難は対象外です。
  • 費用:レンタル料に配送料・クリーニング料が加わり、サービス料もかかります。

英国発:By Rotation(個人間の貸し借り)

  • 仕組み:自社の在庫を持たず、個人間でアイテムを貸し借りするアプリです。郵送でも対面の受け渡しでも使えます。
  • 特徴:貸し手が自分で価格を設定します。公式サイトは、コミュニティが50万人超、出品が15万点超と案内しています(自社申告)。
  • 注意:損傷や未返却の際は、当事者間の協議や運営のサポートで解決する形です。レンタル期間などの条件は、公式ページ間で表記が一致しない箇所があり、確認できませんでした。

日本との違い

  • 日本の宅配型は、1着ごとの短期レンタル(3泊4日〜7泊8日が中心)が多いのに対し、米国では月額のサブスクリプションが大きな柱です。
  • 英国では、ブランドの商品と個人の貸し手が同じ場に並ぶ形や、個人間の貸し借りが見られます。
  • 日本のサービスは、クリーニング不要で、コンビニ返却ができる点が特徴です(宅配レンタルドレス4社の条件を比べる)。

市場規模の数字について

レンタルファッション市場の規模は、調査会社によって推計が大きく異なります(対象の定義が違うため)。単一の信頼できる数字は確認できなかったため、本記事では掲載していません。数字を引用するときは、出典と定義の併記が必要です。

サービスの条件は、国や時期によって変わります。ご利用の際は、各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。

出典(2026年10月13日確認)

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